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Since2013.10~「100万人の金色のコルダ」をベースに、吉羅暁彦理事長と日野香穂子の小説を連載していました。現在単発で吉羅理事長楽章ノベライズや勝手に楽譜イベ内容を補完した妄想小説を掲載中。R18小説・HコミックをDLSITEでダウンロード販売中。イラストや漫画も無料掲載中♪一部パスワードあり
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――放課後、言いつけられた通りに香穂子は理事長室へと出向いた。
吉羅に勉強とヴァイオリンの両方を見てもらうことになっている。
「よく来たね。待っていたよ」
机に寄った香穂子に対し、吉羅が楽譜の束を差し出した。

「さて、ヴァイオリンの練習だがこの楽譜を練習したまえ。この曲を弾きこなすことができれば、音楽科の生徒にも君の力量を納得してもらえるだろう」

「はい、わかりました」
「では、早速ここで弾いてもらえるかな?」
「あ、はあ。今ですか?」

「私は仕事があるので、手元の書類を処理しながら聴くことになるが、演奏にはしっかりと耳を傾けさせてもらうよ」
そう言われて机を見ると、書類が山積みになっている。
香穂子は仕事が忙しそうな吉羅に尋ねた。
「あの、私。もしかして仕事のお邪魔になっていませんか?」
勉強と練習を見てもらうことで、忙しい彼の負担になってはいないだろうか?


そんな想いが香穂子の口から出た。
「日野君、君が気にすることではない。君を一人前のヴァイオリニストに育てるのも私の仕事だ。加えて、星奏学院の理事長として、君の成績を落として落第させるような事態を防ぐのも仕事のうちだ」
「はあ……」
「とにかく、私のことは気にしなくて結構。それよりも、目前のなすべき演奏と学業に集中するのが先決だ。君のスケジュールは組んでおいたから、それに従ってくれたまえ」
「はい、頑張ります」
「さあ、無駄話をしている時間はない。練習を始めよう。因みに明日からは試験勉強も追加するから、そのつもりでいるように。授業中、わからなかった箇所をレポートにまとめて提出したまえ」
「はい、わかりました」

吉羅の言葉にうなずいて、ヴァイオリンの演奏を始めた――



翌日、いつものように授業を受ける。
授業中にわからなかった箇所をレポートにしろと言っていた吉羅の言葉に従って、理解できなかった箇所とわかった箇所を分別する。

理解できなかった部分は、どこが理解できなかったのかと詳しく分析して文章にまとめた。

そして放課後、香穂子は昨日と同じく吉羅の元を訪れた。
「今日の授業で、わからなかった箇所はレポートにしたかな?」
「はい。理事長のお言いつけ通りに、書いてきました」
レポート用紙をまとめたものを彼に差し出した。
「――よろしい。では、私がこれに目を通している間に、君はヴァイオリンの練習をしたまえ」
指示の通りに練習を始めた。

「――そこは、もう少し丁寧に。指使いが追いつかないならテンポを下げればいい。運指は訓練だ、繰り返せば必ずできるようになる」
吉羅のアドバイスに従って、テンポを下げて丁寧に指で音を追う。

「――よろしい。ヴァイオリンの練習は、ひとまずこの辺りで区切りをつけよう」
「はい」
香穂子がヴァイオリンをケースにしまうと、吉羅から次の指示が出た。
「それでは、次はテストの勉強だ。参考書とノートを出したまえ」

香穂子は一番困っている数2の参考書とノートを開いた。
吉羅は、以前理数系が得意だと聞いたことがある。


「まず数学だが。この公式に引っかかっているようだね」
吉羅の指が香穂子のテキストを示した。
「そうなんです。ここから先に進めなくて、困ってて――」
「私がこの公式を証明してみせよう。そうすれば使い方の理解が進むだろう」

吉羅は、香穂子が解けずにいた部分をひとつひとつ丁寧に教えてくれる。
お陰で、何がどうできなかったのか、何故それができるようになるのかまで教えてもらい、どんどん解けていった。
理数系への苦手意識が強い香穂子にとって、吉羅は力強い味方だった。


「……理事長のお陰で、今までわからなくて困っていたところが今日はかなり進みました。ありがとうございます」
香穂子が軽く頭を下げると、吉羅は苦笑していた。
「礼には及ばないよ。そうだな、これに対する報いは、この出題範囲のテストならまず80~90点は取ってもらわないとな」
「そ、そんなには、無理……」
「まあ、一日で詰め込むだけでは無理だね。反復をして、徹底的に覚えこむことだ。それは数学の公式だろうが、ヴァイオリンの弾き方だろうが変わらないよ」

「はい、それはそうですね。……それにしても、理事長は、とても教え方が上手ですね。教師としてもやっていけそうな……」
「それは一日の長があるからね」
「い、いちじつのちょう?って、なんですか?」
香穂子は吉羅の口から出た難解な表現に驚いた。
「まあ、噛み砕いて言えば、年の功というところかな。私は君の先輩に当たるわけでもあるしね。……なに、大した話ではない。学生時代、よく金澤さんの試験勉強を手伝ったんだ」
「え?金澤先生のをですか?……だって、確か理事長より金澤先生のが学年が上ですよね?」

「そう、彼が二学年上になるね。私がここの一年生の時、彼は三年生だった。学年が違うのに、あの人はよく私を頼ってきてね。教え方がわかりやすいと、毎度つきあう羽目になった」
「そうだったんですか」
「今思えば、教え方を鍛えてもらったとも言えるな。……懐かしい話だ」

吉羅は優しい眼差しと微笑を湛え、香穂子を見ている。
彼の胸には、その昔の情景が浮かんでいるのだろうか。
それは現在の香穂子と重なり、二重写しになっているのだろうか……


「――無駄話はここまでにしよう。次の問題は……」

そして、数学のみならず、香穂子へのマンツーマンの補講は終わった。
彼はあらゆる教科での彼女の不足を補ってくれた。

自然と尊敬の念が湧き出てくるし、それが恋愛感情を増幅させるには充分すぎるほど効果的だ。
学院理事長である吉羅が、まるで香穂子の家庭教師さながらに、丁寧に、しかもわかりやすく指導してくれる。
厳しさ一辺倒ではなくて、辛抱強く香穂子が正解へと辿り着くヒントを示しながら、そこへ導いてくれる。
親身になってくれる彼の期待に応えたい。
つきっきりで指導されて、数時間は経過しているところだった。

「これで今日のレッスンは終了だ。明日もまた頑張るように」
「はい、理事長に教えて戴いたのを忘れないように頑張ります」
香穂子は感謝をこめて、吉羅に頭を下げた。
そんな彼女を労わるように優しく、吉羅は声をかけてくれた。
「今日の君は、よくやったと思う。しっかりと休息をとりたまえ」

「――はい!」


(この項一応おわり。が、エロ展開書き途中w)


アメと鞭っすなあwww

最初からこんな感じで優しく接してくれてたら、そもそもコルダ2のように、強権的な独裁者じゃないだろうけど…

あーそれにしてもかほたんがうらやましいいい

では期待されてたちょいエロも書くかwそっちはパスつきで公開する予定です♪

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イラストレーターみたいなもの 自営
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読書。絵を描くこと、文章を書くこと。
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なんだかいろいろと絵や漫画を執筆中。…吉羅理事長勝手ノベライズ+捏造小説他公開中.理事長ゆず風呂漫画3完成して一応完結しましたw





100万人の~をベースに現在の時系列で勝手ノベライズ&完全空想エロありエピソードを書いています。時に微エロ・ハードエロありですのでご注意を!







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