Since2013.10~「100万人の金色のコルダ」、漫画金色のコルダ、Vitaのゲームをベースに、吉羅暁彦理事長と日野香穂子の小説を連載しています。現在単発で吉羅理事長楽章ノベライズや、オクターヴの補完テキスト、パロディマンガ無料掲載中。一部パスワードあり
〓 Admin 〓
理事長と、ちょっとしたお祭りに行く約束をした香穂子ちゃん。
「日野君……お洒落をしてきたのはよくわかるんだが」
「はい?」
「そのショートパンツは、短すぎやしないかね」
「え~っ、そうですかぁ?こんなの普通に売ってますけど。似合わないですか?」
(ふふふ、困ってるのかな……照れてる?さっきから、私の格好ずっと見てる……)
今日の香穂子の服装は結構冒険したもので、上は白のキャミソールに、透ける素材の薄いチュールっぽいTシャツ。
そして下は、香穂子が密かに自慢に思う脚線美を剥き出しにする、ショートパンツだ。
吉羅の視線が胸元や脚を這い回るのがわかる。
香穂子を咎める吉羅の口調と表情とが、苦々しさを現している。
「いや、似合うとかどうとかの問題ではなくてだね」
「え~、ひどい、似合ってないですか…ううう」
香穂子はわざとらしく、吉羅と手を繋いでいない右手で頬を拭く真似をしてみせた。
そんな香穂子の小芝居を見ている吉羅の顔が、ますます困惑と躊躇のようなものを孕んで渋面になってしまう。
「いや、それはとてもよく似合っているよ。そうではなくて、脚がほとんど露わになってしまっているじゃないかね。蚊にも刺されるだろうし」
「大丈夫です、ちゃんと虫よけもしてありますから。それより理事長、半袖の服とかちゃんと持ってらしたんですね。デニムもお似合いですね」
香穂子は、夏にスーツ以外でいる吉羅を見るのが初めてで気分が浮き立っていた。
半袖から出ている吉羅の腕の筋肉が逞しく盛り上がるのを見ていて、香穂子の心も弾んでいく。
「……人をなんだと思っているんだね。いや、その……そういう挑発的な格好は、次からは控えてくれたまえ」
「え~っ、挑発う?」
香穂子は声を大きくしてみた。
自分にはそんな意図はないと思わせたい。
でも、こんな大胆な服装をして吉羅がどう思うのか、どういった反応を示してくれるのか試したかった。
「痴漢にでも遭ったらどうするんだね。殊更に男性の視線を惹きつけるような、露出の多い服装は控えたまえ」
吉羅の眉根が潜められて、不快感を露わにした厳しい顔つきになった。
声も低められている……
思いの他彼はこれを真に受けて、怒ってしまったようだ……
理事長じきじきに叱責されるのはいつものことだけれど、何も今、こんな場所で、こんなことで叱られるのは納得いかない。
そう思うと香穂子は沸々と悔しい気持ちになった。
「…………わかりました。次はブルカとかチャドル着てきますよ」
「それは違うんじゃないかね?それらはムスリムの女性の……」
「そういう問題じゃないでしょっ!理事長のばかああああ!!」
香穂子はしゃがみ込んで、両手で顔を覆ってしまった。
ブルカもチャドルもイスラム教の女性が着る、体を覆うマントのような衣服だが、理事長が突っ込むのはそこなのかい!と、香穂子は逆に突っ込み返したくなってしまった。
こうなったらもっと困らせてやる、さあ、どうするの?
――もちろん、これはただの嘘泣きである……
不意に、香穂子の体は抱き上げられた。
そのまま祭りの行われている境内から離れ、暗がりの中の樹木の茂みへと連れて行かれた。
香穂子を木の前に立たせた吉羅が、彼女を抱きしめてキスをしてきた――
あまりの急展開に呆然とする香穂子だったが、哀しいかな、いつのまにか彼の唇に応じてしまっていた。
唇が離れると、香穂子の顔の傍で吉羅が囁いた。
「私以外の男も、みんな君のその脚を見るんだよ。……それは君の望むことなのかな?」
「それは……」
「私と二人だけの時ならば、どんな大胆な格好でもなんでもいいが……他の男の目を考えてくれたまえ。……ついでに、私のこともね」
もう一度、軽く頬にキスをされる。
「……もう、ばか……」
香穂子が照れ笑いしながら吉羅の首に腕を廻す。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
なんだこのバカップルwwwというところまで妄想してしまいました
「日野君……お洒落をしてきたのはよくわかるんだが」
「はい?」
「そのショートパンツは、短すぎやしないかね」
「え~っ、そうですかぁ?こんなの普通に売ってますけど。似合わないですか?」
(ふふふ、困ってるのかな……照れてる?さっきから、私の格好ずっと見てる……)
今日の香穂子の服装は結構冒険したもので、上は白のキャミソールに、透ける素材の薄いチュールっぽいTシャツ。
そして下は、香穂子が密かに自慢に思う脚線美を剥き出しにする、ショートパンツだ。
吉羅の視線が胸元や脚を這い回るのがわかる。
香穂子を咎める吉羅の口調と表情とが、苦々しさを現している。
「いや、似合うとかどうとかの問題ではなくてだね」
「え~、ひどい、似合ってないですか…ううう」
香穂子はわざとらしく、吉羅と手を繋いでいない右手で頬を拭く真似をしてみせた。
そんな香穂子の小芝居を見ている吉羅の顔が、ますます困惑と躊躇のようなものを孕んで渋面になってしまう。
「いや、それはとてもよく似合っているよ。そうではなくて、脚がほとんど露わになってしまっているじゃないかね。蚊にも刺されるだろうし」
「大丈夫です、ちゃんと虫よけもしてありますから。それより理事長、半袖の服とかちゃんと持ってらしたんですね。デニムもお似合いですね」
香穂子は、夏にスーツ以外でいる吉羅を見るのが初めてで気分が浮き立っていた。
半袖から出ている吉羅の腕の筋肉が逞しく盛り上がるのを見ていて、香穂子の心も弾んでいく。
「……人をなんだと思っているんだね。いや、その……そういう挑発的な格好は、次からは控えてくれたまえ」
「え~っ、挑発う?」
香穂子は声を大きくしてみた。
自分にはそんな意図はないと思わせたい。
でも、こんな大胆な服装をして吉羅がどう思うのか、どういった反応を示してくれるのか試したかった。
「痴漢にでも遭ったらどうするんだね。殊更に男性の視線を惹きつけるような、露出の多い服装は控えたまえ」
吉羅の眉根が潜められて、不快感を露わにした厳しい顔つきになった。
声も低められている……
思いの他彼はこれを真に受けて、怒ってしまったようだ……
理事長じきじきに叱責されるのはいつものことだけれど、何も今、こんな場所で、こんなことで叱られるのは納得いかない。
そう思うと香穂子は沸々と悔しい気持ちになった。
「…………わかりました。次はブルカとかチャドル着てきますよ」
「それは違うんじゃないかね?それらはムスリムの女性の……」
「そういう問題じゃないでしょっ!理事長のばかああああ!!」
香穂子はしゃがみ込んで、両手で顔を覆ってしまった。
ブルカもチャドルもイスラム教の女性が着る、体を覆うマントのような衣服だが、理事長が突っ込むのはそこなのかい!と、香穂子は逆に突っ込み返したくなってしまった。
こうなったらもっと困らせてやる、さあ、どうするの?
――もちろん、これはただの嘘泣きである……
不意に、香穂子の体は抱き上げられた。
そのまま祭りの行われている境内から離れ、暗がりの中の樹木の茂みへと連れて行かれた。
香穂子を木の前に立たせた吉羅が、彼女を抱きしめてキスをしてきた――
あまりの急展開に呆然とする香穂子だったが、哀しいかな、いつのまにか彼の唇に応じてしまっていた。
唇が離れると、香穂子の顔の傍で吉羅が囁いた。
「私以外の男も、みんな君のその脚を見るんだよ。……それは君の望むことなのかな?」
「それは……」
「私と二人だけの時ならば、どんな大胆な格好でもなんでもいいが……他の男の目を考えてくれたまえ。……ついでに、私のこともね」
もう一度、軽く頬にキスをされる。
「……もう、ばか……」
香穂子が照れ笑いしながら吉羅の首に腕を廻す。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
なんだこのバカップルwwwというところまで妄想してしまいました
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>とりあえず君へ
やはり君もバカップル扱いをしてくるのかね。これはそう認識されてもおかしくはないのだろうか。
いや、特段嫉妬というのではなくてだね、扇情的な服装をすることによって彼女が蒙る不都合を
回避させてやりたい、いわば教育的指導の一環なのだが。
似合っているかと訊かれればそうだと答えるしかあるまいし、事実日野君の脚線美は素晴らしいね。
浴衣の私の横顔が色っぽい……そんな風に君の目には映るということでいいのかな。
お褒めの言葉をありがとう。そういえば日野君はずっと頬を紅潮させていたな。
作者によるとだね「紺浴衣は渾身の力をこめて描いたのだが、思ったよりも票が伸びていないのが
哀しい」そうだ。
そこで、「いいなと思った作品には拍手を押してもらえたらとても嬉しい」そうだよ。
次の作品も、絵から始まるのだが、いっそパスワードをかけようかと作者は思案しているらしい。
君のひと押し、ひとことが作者の作品をアップロードするモチベーションになっている。
こんな大胆なエロ作品を書いている分際で、意外と小心で人の目を気にする性質なのだそうだ。
因みに、既に幾つも作品を書き溜めているのだが(高一暁彦)まだアップする気になれていないようだ。
いや、特段嫉妬というのではなくてだね、扇情的な服装をすることによって彼女が蒙る不都合を
回避させてやりたい、いわば教育的指導の一環なのだが。
似合っているかと訊かれればそうだと答えるしかあるまいし、事実日野君の脚線美は素晴らしいね。
浴衣の私の横顔が色っぽい……そんな風に君の目には映るということでいいのかな。
お褒めの言葉をありがとう。そういえば日野君はずっと頬を紅潮させていたな。
作者によるとだね「紺浴衣は渾身の力をこめて描いたのだが、思ったよりも票が伸びていないのが
哀しい」そうだ。
そこで、「いいなと思った作品には拍手を押してもらえたらとても嬉しい」そうだよ。
次の作品も、絵から始まるのだが、いっそパスワードをかけようかと作者は思案しているらしい。
君のひと押し、ひとことが作者の作品をアップロードするモチベーションになっている。
こんな大胆なエロ作品を書いている分際で、意外と小心で人の目を気にする性質なのだそうだ。
因みに、既に幾つも作品を書き溜めているのだが(高一暁彦)まだアップする気になれていないようだ。
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